昨日はカンパニューロのテクニカルセミナーでした。
東京は小雨がぱらつき、いわきと変わらぬ気温で寒かったなあ。
セミナーの内容はすでにデリバリーされている2011年モデルの
商品テクノロジーのおさらいと、市場動向、セールスポイント等など。

その中で私は、CULT(セラミック・アルチメット・レベル・テクノロジー)が
採用されている製品の優位性を再確認した。
CULTはセラミックボールと特殊なクロム・ステンレス・スチール製の
ケーシングから作られているボールベアリングである。
摩擦を極限まで抑えた、耐久性に優れた高精度のボールとケーシングには
注油をする必要がありません(これだけでも超驚き)
CULTが搭載されたクランクでは摩擦抵抗が
スタンダードベアリングより9倍少なくなり、
ペダルを1回転させるごとに
3.5ワットのパワーのアドバンテージを得ることができます。
ホイールも然り、毎分500回転させた後の減速時間を計測したところ
スタンダードベアリングで約5分、CULTベアリングではなんと
約45分回り続けたと...
カンパニョーロ・テック・ラボは発表しています。
ここまで来てるんですねカンパの技術は...(しみじみ)
ハイエンドコンポにしか採用されていないこのテクノロジーですが
パーツとしてベアリングのみ(対応モデルの確認が必要)を
入手することも可能です(搭載コンポーネントを買うよりは遥かに安上がり)
テクノロジーが詳しく載っているコンポーネントカタログが
置いてありますので参考にしてください。